「笑福亭鶴瓶落語会2019」
森ノ宮ピロティホール/赤坂ACTシアター他
出演:笑福亭鶴瓶
企画制作:デンナーシステムズ
照明:今野恒俊
スチール撮影:大西二士男
☆【空間デザイン賞2020】入賞
https://kukan.design/?id=top_award
デザインコンセプト:
鶴瓶師匠の落語会は寄席小屋やテレビの笑点のセットのようないわゆる落語のイメージとは全く違います。
鶴瓶師匠が自身の落語会を「新しいエンターティメント」として創ることを意識されているからです。
当然、舞台美術、照明、音響、そして映像、、、どのスタッフもそれに応えるために全力を出します。
従来の落語会のイメージを壊す舞台セットでありながら、しかし最も重要なことは「(落語の間は)噺家を引き立て、しかし出過ぎない」というバランスです。
また、落語家はその日のお客様に合わせて落語のネタを決めたりということがあるので、ネタを意識してセットをイメージするというよりは、「どんなネタでもそのネタにふさわしい空間に見せられるセット」であることを意識します。
落語中はセットは噺家よりも目立ってはいけませんが、鶴瓶師匠の落語会では、ブレイクタイムやエンディングには、一転して派手な演出で観客を驚かせる演出があります。映像なども使ってショーアップされた舞台を楽しんでいただくことを、スタッフは「お客様へのお土産」と呼んでいます☆
全国公演のため、各地の劇場への搬入や仕込みバラシのしやすさを考えることも、デザインの上で重要なポイントです。
(真ん中の大きなオブジェ、1つの塊にみえて、実は○個に分かれたものを並べているんですよ☆)